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クラックとは?放置すると危険な外壁のひび割れについて

更新日:2024年11月24日





おうちの外壁に、気付いたらヒビが入っていることがありませんか?

これは「クラック」と呼ばれる外壁のひび割れ現象の事で、モルタル、コンクリート、サイディング、タイルなどほとんどの外壁で起こりえる症状です。

このひび割れは、放置しておくと重大な事故に発展してしまう可能性もあるので、しっかり理解しておくことが大切です。


ここではクラックが起きた際の危険性や、補修の方法などを解説していこうと思います。





クラックの起こる原因


1経年劣化

これは、塗料の耐久年数に関わってくるもので、年数がある程度経過した外壁に見られます。

外壁は常に外気にさらされているため、紫外線や湿度と乾燥を繰り返す事によって劣化し、ひび割れが発生してしまいます。




2乾燥

モルタル外壁など乾燥させて仕上げる外壁で発生する「乾燥クラック」で、外壁材が乾燥する際に収縮するために発生することがあります。


3地震、揺れ

家は地震だけでなく日常でも振動が起きます。例えば自動車が通ったり、風が吹くだけでも微弱な振動が起こります。

日常の振動を繰り返すと、衝撃が蓄積されひび割れが発生してしまいます。

また、強い地震が起きた時には、一気に力が加わりひびが入る事もあります。



4外壁の仕上げ方法

モルタル外壁は基本一面に対し一度で仕上げるのですが、それを一度で塗らずに分けて塗った場合に乾燥後に「縁切れクラック」と呼ばれるひび割れが起こる可能性があります。

またサイディングの場合でも、釘を打つ間隔などでも外壁材の伸縮の関係でひび割れが起こってしまう可能性があります。

外壁工事の際に、その外壁材の仕様書に沿った仕上げをしていない場合に起こります。




5物損

強風による飛来物や、直接物がぶつかった場合にひびが入ってしまう事もあります。

この場合、火災保険を使って修繕が出来る可能性が高いため、発生時に写真を撮っておくようにしましょう。



クラックの危険性

外壁は隙間なく家を覆うことで雨風の侵入を防いでいますが、そこにひびが入るという事は、雨水の侵入を許してしまう事になります。

水が内部に侵入すると、鉄部は錆び、木部は腐ってしまう危険があり、それを放置すると内部がどんどん劣化し、クラックの補修だけでなく内部から修繕する大掛かりな工事が必要になってしまう場合もあります。

また、クラックによって外壁に隙間ができると、シロアリが浸入してしまう恐れもあります。

ひび割れのサイズや、原因などによっても危険性や危険度は異なり、すぐに修繕が必要なのかどうかも変わってきます。




危険度の低いクラック

ひび割れで幅0.30㎜以下のものは基本的に危険度が低く、すぐに補修をしなければいけない状態ではありません。

例えばモルタル外壁などにみられる髪の毛程の細いひび割れは、通称「ヘアークラック」と呼ばれ、表面の膜だけがひび割れていている状態で、外壁自体にはまだひびは入っていないものです。

次回の塗り替えの際などに業者に相談し、一緒に補修してもらいましょう。



危険度の高いクラック

ひび割れで幅0.30㎜以上のものは、外壁の内部や構造体に影響が出ている可能性があるため早急な検査が必要になります。

特に、地震や地盤沈下、建物の構造などが原因のひび割れは「構造クラック」と呼ばれ、構造体に影響が出ている可能性があります。

耐震性など、建物の安全性が損なわれている可能性がある危険なクラックなので早急に診断を行なった方がいいでしょう。





今回解説した通り、クラックと言っても様々な種類や危険の度合いがあり、素人では判断できない場合も多くあります。

不安な場合は、まずはプロに点検だけでもお願いしてみるといいでしょう。


次回は、このクラックの正しい補修方法について解説しようと思います。


クラックに関するご相談は、HMCサービス株式会社までお気軽にどうぞ!

 
 
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