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通常塗装はNG‼難付着サイディングの特徴と塗り替え方法の解説


通常塗装はNG‼難付着サイディングの特徴と塗り替え方法の解説
通常塗装はNG‼難付着サイディングの特徴と塗り替え方法の解説

現在、日本の住宅で一番多く利用されている外壁材であるサイディング。

日本の住宅の約70%も占める非常に高いシェア率を誇っています。

以前にもここでサイディングについては解説させていただきました。


そのサイディングの中でも、「難付着サイディング」と呼ばれるものをご存じでしょうか?

今回は、この難付着サイディングについての解説をしようと思います。






難付着サイディングとは?

「難付着サイディング」とは、一般的にサイディング材に対して特別なコーティング(光触媒、親水性、無機、フッ素など)などの加工を施し、その名の通り汚れやカビ、藻などが付着し難く、また成長を防ぐための技術が組み込まれた特性を持つサイディングのことを指します。


具体的には、親水性の高いコーティングや、抗菌・防カビ性を持つ素材が使われることが多く、これらの処理により、雨水で汚れが流れ落ちやすくなることで、外壁の汚れが付きにくくなります。

そのため外壁材の寿命が長くなり、メンテナンスの手間が減少する事が期待できるだけではなく、外観を長期間美しく保つことができます。


また、難付着サイディングの耐用年数は、一般的に15~20年とされています。

一般的なサイディングが10~15年程なのに対し、より耐候性が高く、汚れにくく、色褪せしにくいという特徴があります。


難付着サイディングの歴史

一般的なサイディングが使用されるようになったのは1900年代で、そのデザイン性と耐久性で一気に普及していきました。

そんな中、各メーカーが親水性の向上やコケ、カビの防止などへの耐久性をより追求し、開発に力を入れていたのがサイディングへのトップコートでした。

そして2001年ごろ、この難付着サイディングが開発され、普及し始めました。




難付着サイディングの見分け方

難付着サイディングを見分けるには、次のようなポイントがあります。


  • 2001年以降に建てられているか:難付着サイディングは2001年以降に普及したため、2001年以降に建てられた住宅には使用されている可能性があります。


  • チョーキングや色褪せが起きていない:難付着サイディングは耐久性が高いため、チョーキング(手で触ると白い粉がつく現象)や色褪せが起こりにくい特徴があります。築10年以上経過しても劣化があまり見られず、チョーキングや色褪せが起きず通夜や光沢が残っている場合は、難付着サイディングが使用されている可能性があります


  • ラッカーシンナーで溶けない:難付着サイディングはコーティングがされているためラッカーシンナーを塗布しても表面が溶けず、サイディングの色移りがしません。

    見た目で判断が難しい場合は、ラッカーシンナーを含ませた布などで外壁の目立たない部分に塗布し、軽くこすり、色移りがあるかどうかをチェックします。


  • 建築時のメーカーや製品名の情報:建築時の図面や設計書、カタログなどの資料の中に、サイディングの品番がないか確認する。また「汚れ防止機能」「セルフクリーニング」などの記載がある場合は、難付着サイディングの可能性が高いです。




難付着サイディングにメンテナンスは必要?塗装はできるの?

難付着サイディングはメンテナンスフリーと誤解されがちですが、一般のサイディングと同様にメンテナンスが必要です。

難付着サイディングのデメリットとして、初めての塗り替え工事の際に、一般的な塗料では密着しにくいという点がありました。

表面に施されている特殊なコーティングのお陰で機能性が高い反面、塗料の定着もし難く、塗り替えをして最初は定着しても早期の塗膜剥離が起きる可能性があるためです。


ですが最近では、その難付着サイディングの特性に合わせた専用のシーラー(下塗材)が開発されているため、現在では塗り替え工事も可能となっています。


しかしあくまで通常の塗装とは異なりますので、専門知識を持ったものが適切な塗料を使用し、適切な処理を行う事で、しっかりと密着させることが出来ます。




難付着サイディングはプロの業者に任せよう

塗り替えの際は、通常のサイディングなのか、難付着サイディングなのかで使用する材料が違い、この下塗り材の選定を誤ると、取り返しのつかないことになってしまうため、しっかりと知識のある業者に相談をしましょう。


特に注意しなければいけないのは、難付着サイディングについての知識がない業者がそのまま通常のサイディングと同じ施工を行ってしまうと、早期塗膜剥離が起きてしまう可能性が高いという点です。

そうなると、数年で再度塗装工事を行わないといけなくなってしまう可能性や、剥離したまま放置してしまうと最悪サイディングボード自体を交換しなければいけい状態になってしまう事もあります。




塗り替えを検討中で、ご自宅が何の外壁を使っているか分からないという方も、是非一度ご相談ください!

弊社のスタッフが、しっかりと診断を行い、現在の外壁材に最適の塗料をご提案いたします。

メンテナンスをして、綺麗なお家で長く住み続けていくために、全力でお手伝いをさせていただきます!


 
 
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